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1. 職務経歴
2021年4月-2022年11月：伊藤忠商事株式会社 第８カンパニー
・職務：8,300億円を投じて子会社化したファミリーマートの収益拡大、消費者ビジネスを中心とした新規事業開発及びスタートアップ投資。
・当部署として初のスタートアップ投資を行うべく、具体的な案件のソーシング、事業計画の精査、グループシナジーの追求等を行った他、当部署の全体戦略の中でのスタートアップ投資の意義付けについて社内の複数部署を巻き込みながら設計していくなど、投資実行に向けて案件を推進。
・ 成果①：本件では、(i)ファミリーマートの収益向上(ii)当カンパニーとしてファミリーマート以外の収益源の確保（持ち分適用会社化することを視野に入れた株式買い増しオプション保有）(iii)全社横断的案件創出――に資する案件として、オンライン完結での個人向けリースバックを提供するフィンテック企業に対して各種DD、グループシナジー追求、投資契約・株主間契約交渉等を行い、2022年10月に投資実行。
・その他：ファミリーマートにおける、(i)店長の業務改善(ii)接客体験の向上――をすべく、人型AIを活用したデジタル領域での新規事業開発。他、MaaS系スタートアップ企業との協業・出資検討、EC関連の新規事業立ち上げ等、新規事業開発・検討に携わった。
2020年4月-2021年3月：伊藤忠商事株式会社 石炭プロジェクト第一課
・職務：鉄鋼会社の製鉄の原料となる原料炭の調達・営業及び新規投資案件の推進。
・成果：コロナ禍で製鉄会社の生産縮小時に既存契約の引き渡し時期の後ろ倒しの要望を受け、ロシアの生産者と国内製鉄会社、加えて第三国の中国の港湾と交渉し、業界としても新たなスキームで当該課題を解決。当該契約の更改時には、売主・買主間で求める条件が大きく離れていた中、両者から譲れる点・譲れない点や相手方に対する説得材料を引き出しつつ交渉をリードし、売主・買主・当社何れも満足できる条件（増量、長期契約化、競争力ある価格等）での妥結を実現。
・その他、新規トレードの成約に加え、豪州の原料炭炭鉱に権益を保有する米系企業への新規投資案件での投資契約や株主間契約等の契約面を担当する等、定量面・定性面で貢献。
2018年4月-2020年3月：外務省 欧州局 中央アジア・コーカサス室（出向）
・職務：中央アジア・コーカサス諸国との外交全般：政治・経済・文化等多方面からの各国との関係強化、日本の国益の確保。
・成果：政府要人（各国・日本の首脳、閣僚、国会議員等）の往来時に多方面に渡る事前調整・交渉を推進した他、実際の往来時には現場調整役を担った（例：安倍総理大臣や河野外務大臣の外遊、ウズベキスタン大統領訪日、タジキスタン大統領訪日、ジョージア首相訪日、他多数）。
2014年5月-2018年3月：伊藤忠商事株式会社 石炭販売第一課、石炭販売第二課
・職務：国内外の電力会社向け営業。生産者側の販売代理並びに電力会社の調達代理双方の役割を果たし、新規ソースの開拓、生産者/客先双方の交渉の推進、契約の円滑な履行に携わった。
・成果①：海外生産者と本邦電力会社の間で多くの契約交渉を推進し、毎年4〜5百億円の売上（売総：約5億円）を達成。交渉においては、デリバティブ取引の活用を始めとした様々なオプションを提示する等、取引先の課題解決に繋がるスキーム提案等が評価された。また、契約交渉後のデリバリー／履行においても、日常的に海外の生産者と日本の電力会社の間で調整を行い、確実且つ円滑な履行を実現。
・成果②：豪州生産者と本邦重要顧客との間で品質クレーム問題が発生した際、約2年間粘り強く交渉して問題を解決するとともに、この影響で一時取引ゼロとなった状態から長期大型契約に成約。定性・定量面で大きなインパクトを残した。
・本件では、顧客と当社の上層部間で信頼関係が崩れてしまっていた中、唯一顧客との関係を維持していた自身が全面的に担当。課題解決に向けて顧客・生産者に向き合い続けるとともに、条件交渉や技術面の課題・リスクを定量的に詰めて本件を解決したことで各方面から信頼を獲得。取引ゼロになった後も、顧客の課題・要望を踏まえた効果的なスキームの提案と粘り強い交渉で、取引のスポット化の潮流の中、長期大型契約の成約を実現。
2012年5月-2014年4月：伊藤忠商事株式会社 モスクワ事務所 金属・エネルギー部
・職務：ウラン及び石炭の調達及び営業。
・成果①：過去取引の無かったロシアのウラン生産者との取引機会を追求し、取引を実現。ロシアからのウランの調達は、米露間の国際協定により調達後の取り扱いに一定の制限があり、この懸念等もあって、過去調達が実現できていなかった。このような中、当該協定の条件を整理するとともに、継続的に生産者にアプローチして当社が提供できる機能を提案。生産者との交渉や社内ミドル/バックオフィスとの調整を粘り強く行い、新規成約を果たした。
・成果②：石炭の品質クレーム問題の対応を通じた客先との関係強化。重要顧客に納めた石炭で品質クレーム問題が発生し、長年継続していた取引が打ち切られる可能性に直面した際、生産者と粘り強く調整して品質の改善を実現し、生産者及び重要顧客との関係強化に貢献。
2011年4月-2012年4月：伊藤忠商事株式会社 原子燃料課
・職務：原子力発電所の燃料であるウランの海外からの調達と国内外の電力会社等への営業。主な調達先は主にカザフスタン、ウズベキスタン、ロシア。販当売先は欧米を中心に韓国、ロシア、欧州等。当社としてポジションを持っており、保有ポジションとマーケットを見つつリスクコントロール等も対応。
2. 活かし得る強み
・推進力・突破力：新規事業や誰も経験したことのない課題に直面した時などであっても、オーナーシップを持つとともに周囲を巻き込みつつ案件を推進することができる。
・リーダーシップ：多様なステークホルダーに道筋を示しながら案件や組織をリードし、交渉や案件を推進・実現できる。
・交渉力：利害の対立する交渉に関し、①オープンな姿勢で相手から譲れる・譲れない点を整理②打ち手を複数準備・想定③論点やメリット・デメリットを整理して論理的に説明―等を通じて、交渉を纏められる。
・柔軟性・適応力：様々な場面や環境に柔軟に適応して速やかにcatch upできる。同時に、組織に適応するのみならず、自分が提供出来るvalueを常に追求・思考し続け、価値を発揮できる。
・逃げずに最後までやりきる姿勢と実行力：面倒で難しい案件やトラブルに直面しても、逃げずにコミットして最後まで実行できる。斯様な姿勢で様々なトラブル対応を完遂した実績を積み上げ、社内外から強い信頼を獲得してきた。
3. 満たす人材要件
・金属資源のコモディティトレード（ウラン、一般炭、原料炭）やデリバティブ取引の活用。
・金属資源の海外からの調達と国内外向け販売/マーケティング、契約交渉、デリバリー等全般。
・新規事業開発（デジタル領域、脱炭素領域。他、資源ビジネスでの新たな取引の仕組みづくり）
・スタートアップ投資（ソーシング、シナジーの追求、各種契約交渉等。領域は主にフィンテック、MaaS等）
・ビジネスレベルの英語力
・海外法人設立
・ビジネスを実現する強い推進力、チャレンジ精神、リーダーシップ等
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